2020年12月の国内宿泊者数
前年同月比37.9%減少
減少幅は拡大

2021年1月29日

2020年12月、国内のホテルや旅館などを利用した宿泊者は延べ2925万人で前の年の同じ月と比べて37.9%減少しました。前の年を下回るのは11か月連続で、減少の幅は去年11月と比べて拡大しました。

観光庁によりますと2020年12月、ホテルや旅館などを利用した宿泊者は、速報値で延べ2925万人と前の年の同じ月と比べて37.9%減少し、11か月連続で前の年を下回りました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、「Go Toトラベル」の運用が2020年12月28日から全国一律で停止したこともあり、減少の幅は10月の35.2%、11月の30.5%と比べると拡大しました。

また、2020年12月のホテルや旅館などの客室稼働率は38.5%で前の月・11月から7ポイント余り悪化しました。

外国人の宿泊者は、延べ56万人と前の年の同じ月を93.9%下回り、記録的な落ち込みが続いています。

観光庁は、「2020年11月以降、再び感染が拡大し、旅行をする人が減ったとみられる。Go Toトラベルも停止しており、今後の影響を注視したい」としています。