“巣ごもり需要”で消費支出
2か月連続で増加 2020年11月

2021年1月8日

2020年11月に2人以上の世帯が消費に使った金額は、前の年の同じ月を1.1%上回り、2か月連続で増加しました。新型コロナウイルスの影響で食材や光熱費などいわゆる「巣ごもり需要」に関連する支出が増えるなどしたためです。

総務省の家計調査によりますと、2020年11月に2人以上の世帯が消費に使った金額は、1世帯当たり27万8718円でした。

物価の変動を除いた実質で、前の年の同じ月を1.1%上回り、2か月連続の増加となりました。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、
▽外食費や
▽鉄道運賃などが大きく減少した一方、
▽肉や野菜といった食材のほか、
▽電気代や水道料金などいわゆる「巣ごもり需要」に関係する支出が増え、全体として前の年の同じ月を上回りました。

今後の見通しについて総務省は「緊急事態宣言によって、外食を中心に一定程度の影響が出てくることは避けられない。ネットショッピングなどによる消費でどこまで補えるか今後の動向を注視したい」としています。