オミクロン株に対応した学校での
感染対策案まとめる 文科省

2022年2月4日

新型コロナの感染の急拡大が続くなか、文部科学省はオミクロン株に対応した学校での感染対策の案をまとめ、長時間、近距離で対面形式となるグループワークなど、特に感染リスクの高い活動は感染レベルにとらわれず、基本的に実施を控えるとしています。

文部科学省は、現時点で得られているオミクロン株に関する知見などを踏まえ、学校での感染対策を強化・徹底するための案をまとめました。

それによりますと、特に感染リスクの高い活動は感染レベルにとらわれず、基本的に実施を控えるとしています。

具体的には、長時間、近距離で対面形式となるグループワークや、室内で近距離で行う合唱やリコーダーなどの演奏、近距離で活動する調理実習、それに密集する運動や近距離で組み合ったり、接触したりする運動などは控えるとしています。

また、部活動では大きな声を出したり、激しく呼吸したりする活動のほか、学校が独自に行う他校との練習試合や合宿を控えるとともに、部活動前後の集団での飲食や部室などの共有エリアの一斉利用を控えるといった対策も徹底するとしています。

一方、学びを継続する観点から、学校全体を臨時休校とする前に、児童や生徒の発達段階などを踏まえ、時差登校や分散登校、それにオンライン学習を組み合わせた学習形態の実施を求めるとしています。

文部科学省は2月4日にも、こうした対策を決定する方針です。