学校 分散登校から通常授業に
「久しぶりに話ができた友達も」

2021年10月1日

広島県福山市の一部の小中学校では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、クラスを2つに分けて午前と午後の入れ替え制で分散登校を行っていましたが、緊急事態宣言が解除されたことを受けて、10月1日から通常どおりの授業が始まりました。

福山市では2学期が始まった9月1日から、新型コロナウイルスの感染を防ぐため、教室で席の間隔など一定の距離が確保できない一部の市立の小中学校について、1つのクラスを2つのグループに分け、午前と午後の入れ替え制で分散登校を行っていました。

緊急事態宣言が解除されたことを受けて、10月1日からすべての学校で一斉登校を再開し、このうち緑丘小学校では朝から児童たちが教室で久しぶりに会った友達と楽しそうに話していました。

6年生のクラスでは、これまで別々のグループに分かれていた子どもたちが一緒に社会の授業を受けていました。

6年生の児童は「久しぶりに話ができた友達もいたので、よかったです。みんなそろってできることが少なかったので、音楽発表会などの行事が楽しみです」と話していました。

緑丘小学校の清水正憲校長は「友達と直接会って楽しそうにしている子どもたちを見て、安心しました。2学期は行事が多いので、引き続き感染対策を徹底し、工夫していけたらと思います」と話していました。