厚生労働省の新型コロナ専門家会合
新型コロナ 新規感染者数
前週比1.04倍 1か月半ぶりに増加

2022年3月30日

厚生労働省の専門家会合で示された資料によりますと、3月29日までの1週間の新規感染者数は、全国では前の週と比べて1.04倍と、2月上旬以来およそ1か月半ぶりに増加に転じ35の都道府県で増加しています。

3月21日にまん延防止等重点措置が解除された地域のうち、首都圏の1都3県では、東京都は1.05倍、埼玉県は1.01倍と前の週より増えていて、神奈川県は0.86倍、千葉県は0.95倍と減少しています。

関西では大阪府は1.08倍、兵庫県は1.03倍、京都府は0.99倍、東海では、愛知県は1.15倍、岐阜県は1.29倍と、いずれも横ばいから増加となっています。

また北海道は1.07倍、青森県は1.05倍、栃木県は1.25倍、群馬県は1.04倍、香川県は1.00倍、熊本県は1.02倍と、横ばいから増加となっている一方、茨城県は0.80倍、石川県は0.76倍、静岡県は0.93倍と減少しています。

全国の都道府県のうち、新規感染者数が前の週よりも増加したのは、重点措置の適用がなかった地域を含めた35の都道府県に上り、秋田県で1.40倍、佐賀県で1.34倍、大分県で1.39倍、鹿児島県で1.71倍、沖縄県で1.35倍などと、増加の幅が比較的大きくなっているところもあります。

現在の感染状況を人口10万当たりの直近1週間の感染者数でみると、沖縄県が全国で最も多く394.01人、次いで東京都が357.84人、埼玉県が324.75人、大阪府が290.59人、青森県が284.01人、そして全国では240.00人となっていて、感染者数が多い水準が続く中で前の週より増加しています。