大麻草約1500株 営利目的で栽培か ベトナム国籍の6人逮捕 茨城

茨城県古河市の倉庫で、営利目的でおよそ1500株の大麻草を栽培していたとして、ベトナム国籍の容疑者6人が大麻取締法違反の疑いで逮捕されました。末端価格でおよそ3億7000万円分に相当するということで、警察は、組織的に大麻を栽培していた疑いがあるとみて詳しいいきさつを調べています。

逮捕されたのは、茨城県坂東市の自営業のディン・チュン・フォン容疑者(32)など、いずれもベトナム国籍の容疑者あわせて6人です。

警察によりますと、ことし4月、古河市の倉庫で営利目的でおよそ1500株の大麻草を栽培していたとして、大麻取締法違反の疑いが持たれています。

警察は去年5月、埼玉県加須市の倉庫で起きた火事の際、大麻草が栽培されているのを見つけ、捜査を進めたところ、6人が古河市の倉庫でも栽培している疑いがあることがわかったということです。

この倉庫は、ディン容疑者がおととし9月から借りていて、広さが、およそ450平方メートルあり栽培用に照明や空調設備などが設置されていたということです。

大麻草は、乾燥させると末端価格でおよそ3億7000万円分に相当するということで、警察は、売りさばく目的で組織的に大麻を栽培していた疑いがあるとみて詳しいいきさつを調べています。

警察は捜査に支障があるとして、6人の認否を明らかにしていません。