“紀州のドン・ファン” 殺害で起訴 元妻の初公判は9月12日に

和歌山県田辺市の資産家で、“紀州のドン・ファン”とも呼ばれた会社社長を殺害したとして起訴された元妻の裁判員裁判の日程が決まり、初公判はことし9月12日に開かれることになりました。判決は、12月12日に言い渡される予定です。

6年前、和歌山県田辺市で会社社長の野崎幸助さん(当時77)が自宅で急性覚醒剤中毒で死亡したことをめぐり、野崎さんを殺害したなどとして、元妻の須藤早貴被告(28)が殺人と覚醒剤取締法違反の罪で3年前に起訴されています。

検察は、須藤被告の認否を明らかにしていません。

証拠や争点などを絞り込む「公判前整理手続き」は、おととし8月までに6回にわたって行われました。

和歌山地方裁判所は16日、裁判員裁判の日程を明らかにし、初公判はことし9月12日に開かれることになりました。

25回の期日が設けられ、判決は12月12日に言い渡される予定です。

裁判員裁判では、野崎さんの不審死に須藤被告が関与したのかどうかなどが審理されることになります。