静岡 掛川の住宅 裏山が崩れ住宅近くまで土砂流れ込む

大雨の影響で静岡県掛川市千羽にある住宅では午前4時半ごろ裏山が高さ5メートルにわたって崩れ、土砂が住宅近くまで流れ込んだということです。住民によりますと、土砂崩れの影響で敷地内の排水溝がつまって水があふれ出し、住宅の一部が水につかったということです。

この裏山はこれまでの雨で斜面に亀裂が入ったため、およそ1年前からシートをかぶせて雨がしみこまないよう対策を取っていたということです。

この家に住む岡本昌子さん(68)は、「すごい雨で、起きたら家の中に水が侵入してきていました。みんなで起きて別の場所に住む長男も呼び出して、手伝ってもらってなんとか処理しました。結構ひどい状況でした」と話していました。

上土方落合にある寺でも裏山の斜面崩れる

大雨の影響で静岡県掛川市上土方落合にある寺の「華厳院」では、裏山の斜面が崩れました。

崩れた土砂は墓の脇の階段を埋め尽くしています。

16日午前5時20分ごろに住職の家族が撮影した写真からは裏山から流れ込んだ水が川のように流れている様子がわかります。

また、水は寺の建物の床下まで迫り、周囲は水につかっています。

寺の住職の家族は、「大きな被害がなくてよかったですが、強い雨のたびに怖い気持ちになります」と話していました。