損保ジャパンから代理店出向の社員 顧客情報約2700件を漏えい

損害保険ジャパンから保険代理店に出向している社員が、代理店の顧客である法人の契約情報など、およそ2700件を、出向元に伝える情報漏えいを行っていたことがわかりました。

東京 中央区の保険代理店「トータル保険サービス」の発表によりますと、損害保険ジャパンからの出向者が、代理店の顧客である法人の契約内容などの情報、およそ2700件を、出向元の損保ジャパンに漏えいしていたということです。

今月10日、損保ジャパン側から報告を受けて、事案が発覚したということで、会社では対象の顧客には順次連絡をとるとしています。

これについて損保ジャパンは、出向者が情報を漏えいした目的を調べるとともに、ほかの代理店への出向者が同様の情報漏えいを行っていた可能性があるとして、全容の把握に向けた調査を進めていて、「ご迷惑とご心配をおかけし、おわび申し上げます」とコメントしています。