伝統「郡上おどり」13日から 本番へムード高まる 岐阜 郡上

岐阜県郡上市では13日から伝統の「郡上おどり」が始まるのを前に灯籠やちょうちんが設置されるなど準備が進められていて本番に向けたムードが高まっています。

「郡上おどり」はおよそ400年前から郡上市八幡町に伝わる国の重要無形民俗文化財で、「風流踊」の1つとしてユネスコの無形文化遺産にも登録されています。

毎年7月から9月にかけて行われ、特にお盆の期間中に夜明けまで踊り明かす「徹夜おどり」で知られています。

12日はあいにくの雨もようでしたが、13日からおどりが始まるのを前に町の中心部にはおどりのシンボルとされる幅およそ3.5メートル、高さおよそ1.2メートルの「切子灯籠」のほか、ちょうちんやポスターが設置され本番に向けたムードが高まっています。

参加する人向けに浴衣をレンタルしている呉服店の女性は「あすは予約が結構入っているので忙しくなると思います。たくさんのお客さんが来てくれることを期待しています」と話していました。

郡上おどり保存会の山田忠平会長は「多くの人が参加してはじめて盛り上がるので、参加する皆さんが主人公となって楽しんでほしい」と話していました。

ことしの郡上おどりは9月7日まで開催され、徹夜おどりは8月13日から16日まで行われます。