自民 災害など緊急事態での議員の任期延長 要件めぐり議論

憲法改正を目指す自民党は、衆参両院の議員が参加する作業チームの会合を開き、大規模災害など緊急事態での国会議員の任期延長を認める場合の具体的な要件などをめぐり、意見を交わしました。

自民党は衆議院と参議院の憲法審査会で議論の進捗(しんちょく)状況が異なることから、党の実現本部のもとに衆参両院の議員が参加する作業チームを設けていて、11日に党本部で2回目の会合を開きました。

そして、大規模災害などの緊急事態で国会議員の任期延長を認める場合の具体的な要件などをめぐり意見を交わしました。

作業チームでは来週以降も会合を重ねて衆参の議員で認識のすり合わせを行い、緊急事態での議員の任期延長について、条文化に向けた検討を進めたいとしています。

会合のあと実現本部の副本部長を務める中谷・元防衛大臣は記者団に対し、「まさにスタートからの議論であり、今後議論は詰まっていくと思う。衆議院と参議院でともに同じ意識を持ってやっていきたい」と述べました。