西武 デストラーデ氏がスペシャルアドバイザーに就任

今シーズン、パ・リーグで大差の最下位に沈むプロ野球・西武は、強打のスイッチヒッターとして黄金期を支えたOBのデストラーデ氏が外国人選手をサポートするスペシャルアドバイザーに就任したと発表しました。

デストラーデ氏はキューバ出身の62歳。

西武には1989年から合わせて5年間在籍し、3年連続でホームラン王に輝くなど通算160本のホームランをマークしたほか、打点王2回、ベストナイン3回、日本シリーズのMVPなど数々の実績を残し、1980年代から90年代にかけての西武の黄金期を支えました。

秋山幸二さん、清原和博さんと強力な中軸を組み、スイッチヒッターとして左右両打席から豪快なホームランを打ち、その後見せる弓を引くようなガッツポーズは多くのファンから愛されました。

球団によりますと、デストラーデ氏は球団のスペシャルアドバイザーに就任し今シーズン加入し現在はけがや不振のために2軍落ちしているアギラー選手やコルデロ選手など外国人選手のサポートを行っていくということです。

デストラーデ氏は早速12日から2軍に合流するということで、打線の不振もあり5位楽天と13ゲームの大差をつけられ最下位に沈むチームを、浮上させられるか注目されます。

デストラーデ氏は「またライオンズファンの皆さんと会えると思うと、とても楽しみです。ライオンズはいま、私と同じく中南米出身の外国人選手が多いので、彼らを生活面も含めてしっかりとサポートして、大好きなライオンズの力になれるように尽くします」とコメントしています。