大阪 放火殺人事件 防犯カメラに火のついたもの投げ入れる様子

先月、大阪 西成区のアパートから火が出て40代の女性が死亡し、60歳の清掃員が殺人と放火の疑いで逮捕されました。現場周辺の防犯カメラには、容疑者とみられる人物が火のついた紙のようなものを2回にわたって部屋に投げ入れる様子が写っていて、警察は詳しいいきさつを調べています。

先月9日午前6時すぎ、大阪 西成区の木造2階建てのアパートから火が出て2階の部屋に住んでいた48歳の女性が死亡し、警察は10日、近くに住む清掃員、新居田信善容疑者(60)を殺人と放火の疑いで逮捕しました。

この事件で、NHKは現場近くに設置された防犯カメラの映像を入手しました。

それによりますと、当日の午前、容疑者とみられる人物がアパートに近づき、火のついた紙のようなものを1階の部屋の窓から室内に投げ入れている様子が確認できます。

この人物はいったんその場を離れますが、およそ15分後に現場に戻り、再び、紙のようなものを同じ部屋に投げ入れました。

その数分後、部屋の窓から黒い煙と炎が上がり、アパートの住人が外へ避難する様子も写っていました。

また、容疑者とみられる人物は火が出たあとも現場近くにいて、避難した人とやり取りしているような様子も確認できます。

警察もこの映像を確認していて、詳しいいきさつを調べています。

容疑者は調べに対し「全く身に覚えがない」と容疑を否認しているということです。