能登半島地震 災害廃棄物を船で輸送 作業始まる 石川 能登町

能登半島地震で壊れた建物の解体で大量に出る災害廃棄物を処理施設へ運ぶため、10日から船を使って輸送する作業が石川県能登町で始まりました。

能登町の宇出津港は地震によって岸壁に被害が出ましたが、応急の復旧工事が終わり、10日朝から解体に伴って出た木くずを船に積み込む作業が始まりました。

能登町によりますと船を使うと600トンの木くずを一度に運べるということで、11日、新潟県糸魚川市の港へ向かって出発し、その後、市内の中間処理施設で燃料に加工されることになっています。

石川県内の被災地では今も多くの建物が壊れたまま残されていますが、来月ごろから公費による解体が本格化する見通しです。

石川県によりますと、県内の災害廃棄物の量は244万トンと推計されていて、陸路による搬出だけでは仮置き場が埋まってしまうため、木くずや不燃物などあわせて28万トンを、宇出津港などから船で県外へ運ぶことにしています。

能登町住民課の南山寛幸課長補佐は「船で輸送すれば仮置き場がひっ迫する心配が減るので、早く解体を進めてほしいという住民の声に応えていきたい」と話していました。