防衛省「不正受給や幹部のパワハラあった」

防衛省は自民党の会合で、海上自衛隊の隊員による手当ての不正受給や、防衛省幹部によるパワーハラスメントがあったことを明らかにしました。詳細は現在調査中だとしています。

防衛省・自衛隊をめぐっては、遭難した潜水艦の救助などにあたる海上自衛隊の複数の隊員が、訓練などで潜水を行った際に支給される手当てを、実際には潜水していないにもかかわらず不正に受け取っていたことや、事務方の内部部局で複数の幹部によるパワーハラスメントなどが確認されたことが防衛省関係者への取材でわかっています。

これについて防衛省幹部は、10日に開かれた自民党の国防関係の会合で「そうした事実があった。ただ詳細については現在調査中で、まとまりしだい報告する」と述べました。

防衛省・自衛隊では、このほかにも川崎重工業が自衛隊から請け負った潜水艦の修理をめぐって捻出した資金を、不正に流用していたことが明らかになったほか、関係者によりますと海上自衛隊で「特定秘密」に指定された情報を資格のない隊員に扱わせていたことが複数の艦艇などで確認されています。

小野寺元防衛大臣は会合で「一体何をやっているんだという思いだ。さまざまな不祥事についてしっかり、うみを出し切って自衛隊が生まれ変わることを期待したい」と述べました。

これに対し防衛省の松本政務官は「ご心配とご迷惑をおかけしていることを、おわび申し上げたい」と陳謝しました。

国民 榛葉幹事長「うみを出し切ってほしい」

国民民主党の榛葉幹事長は記者会見で「残念極まりない。こうした事案が相次いで起きると、国民の失望は大きく、若い人たちも自衛隊に入ろうと思えなくなってしまう。真面目に頑張っている自衛官や職員のためにも、政務三役がリーダーシップを取って、まずは事実関係を明らかにし、きちんとうみを出し切ってほしい」と述べました。