バイデン大統領の選挙戦めぐり民主党協議 足並み乱れ解消せず

アメリカのバイデン大統領(81)が選挙戦からの撤退を求める圧力にさらされる中、与党・民主党が今後の対応を協議しました。このうち下院民主党の幹部はバイデン大統領を支持すると強調しましたが、一部の議員は依然として撤退を求めるなど、足並みの乱れは解消していません。

アメリカの上下両院の民主党は9日、首都ワシントンで、秋の大統領選挙に向けた今後の対応についてそれぞれ会合を開きました。

このうち下院ではこれまで6人の民主党議員がバイデン大統領に対して、公然と撤退を要求しています。

その一人、ドゲット議員は会合後、記者団に対し「バイデン大統領は遅れをとっている」と述べ、会合ではほかの候補者を立てるべきだと主張したことを明らかにしました。

一方で、取材に応じた複数の議員がバイデン大統領を支持すると答えました。

終了後に記者会見した民主党下院の幹部は、9日の会合は全員で一致した考えに至るためのものではなかったとした上で「現在、バイデン大統領が候補者だ。われわれは民主党の候補者を支持する」と強調しました。

民主党の議員が集まって上下両院でそれぞれ会合を行うのはテレビ討論会後、初めてで、注目されていましたが、党内の足並みの乱れは解消されず、バイデン大統領が引き続き党の信頼をつなぎ止められるかどうか、関心を集めています。

イエレン財務長官「大統領は極めて明せきだった」

アメリカのイエレン財務長官は9日、議会下院の委員会で議員からバイデン大統領の健康状態について問われたのに対し、「私が同席した、数時間に及ぶ多くの国際会議や外国の首脳との会談では大統領は極めて明せきだった」と述べました。

また、大統領が職務を遂行できなくなった場合の手続きについて定めた憲法修正25条の発動について、政権内で議論したことはあるかという質問に対しては明確に否定しました。