東海道新幹線の停電 “送電ケーブル損傷が原因” JR東海

6日、東海道新幹線の静岡県内の区間で停電が発生し、およそ3時間にわたって運転を見合わせたことについて、JR東海は、区間内で停止した車両の上部にある送電ケーブルが何らかの理由で損傷したことが停電の原因だと発表しました。

6日の午後、東海道新幹線の静岡県の掛川駅と静岡駅の間の上りの区間で停電が発生し
▽上りは新大阪と東京の間で
▽下りは東京と名古屋の間で
およそ3時間にわたって運転を見合わせました。

これについて、JR東海が調べたところ、静岡県内の区間で停止した上りの「のぞみ12号」の12号車と13号車の間の車両の上部にある送電ケーブルが損傷し、電気が地面に流れ出る「地絡」と呼ばれる現象が起き、停電が発生したことがわかりました。

送電ケーブルは直径5センチほどで、パンタグラフから取り入れた電気を各車両に送るもので、7月4日に車両を点検した際には、とくに異常は見られなかったということです。

送電ケーブルが損傷した原因は調査中だということで、JR東海は、保有するすべての車両について、ケーブルに異常がないか点検を進めています。