林官房長官“都と連携 国民の声真摯に受け止める” 都知事選

東京都知事選挙で小池知事が当選したことについて、林官房長官は今後も都と連携し、丁寧に政策を推進していく方針を示しました。一方、都議会議員の補欠選挙で自民党が選挙前を下回る2議席の獲得にとどまったことには、政治不信の声を真摯に受け止め、対応していく考えを示しました。

7日の東京都知事選挙では、与党などが自主的に支援した現職の小池百合子氏が全体の4割にあたる290万票余りを獲得して3回目の当選を果たしました。

林官房長官は、午前の記者会見で「地方選挙は地域の課題に対し、各候補者が実績や今後の取り組みを訴え、判断されるものだ。政府としては東京都を含め、地方の意見によく耳を傾け、丁寧に政策運営を行っていく」と述べました。

また都議会議員の補欠選挙で自民党が選挙前を下回る2議席の獲得にとどまったことには「民主主義の根幹である選挙は、国民の意見を聞く貴重な機会で、選挙を通じた国民の意見にしっかり耳を傾けることが重要だ」と述べました。

その上で「政府としては国民の政治に対する不信の声を真摯に受け止めつつ、能登半島地震の復旧・復興や経済の再生、複雑さを増す国際関係の中での外交など、引き続き先送りできない課題に専念して結果を出したい」と述べました。