今永昇太 オールスター選出 ナショナルリーグ先発投手部門で

大リーグ、カブスの今永昇太投手が、7月16日に行われるオールスターゲームに選出されました。すでにファン投票で選ばれているドジャースの大谷翔平選手とともに、ことしのオールスターゲームでは日本選手2人が同じチームでプレーすることになります。

7月16日にレンジャーズの本拠地、テキサス州アーリントンで行われるオールスターゲームは、すでに先発出場する野手がファン投票で選ばれていて、7日は選手間投票などで選ばれたピッチャーと残りの野手をあわせたすべての選手が発表されました。

このうち、ナショナルリーグの投手部門では、カブスの今永投手が初めて選ばれました。

今永投手は今シーズンここまで16試合に先発して7勝2敗、防御率は3.16、与えたフォアボールは規定投球回に達しているピッチャーでリーグ最少の「15」と、チームを支える活躍を見せています。

大リーグ1年目の日本選手がオールスターゲームに選ばれるのは、昨シーズンのメッツの千賀滉大投手に続いて9人目です。

ことしのオールスターゲームには、ドジャースの大谷翔平選手がすでにファン投票の結果、ナショナルリーグの指名打者部門で選ばれていて、日本選手2人が同じチームでプレーすることになります。

今永「いろんな人に顔と名前を覚えてもらえたらうれしい」

今永投手は、本拠地での試合のあとに報道陣の取材に応じ、「ミーティングで僕が選ばれたと聞いた。ほかにもいい選手がたくさんいるなかで自分が選ばれてすごくうれしい。登板の機会があれば今できる投球をして、いろんな人に顔と名前を覚えてもらえたらうれしい」と喜びを語りました。

オールスターゲームで会いたい選手を聞かれると、「すべての選手がトッププレーヤーなので、彼らのキャッチボールとか、もしかしたらブルペンを見られる機会もあるので、すべてのピッチャーを見たい」と話し、大谷選手とチームメートになることについては、「そういう場所でまた会う機会があるとは思わなかった。この世界でトップを走り続けている選手なので、いろんな成功する秘けつなどを見たい。また会えて光栄だ」と楽しみにしていました。

そして、感謝を伝えたい人には、自身の通訳を務めるエドウィン・スタンベリーさんを挙げ、「僕の通訳であり、データや、時にはボディーガードとして、彼のサポートがなければオールスターはなかったものなので、2人で行けることがうれしい。危惧しているのは、僕の顔と名前を知らない選手が、間違えてエドウィンのことを今永だと思わないかが、いちばん不安だ」と、最後は得意のユーモアを見せて笑いを誘っていました。