岸田首相 “安倍元首相が訴えた課題に結果出す”

安倍元総理大臣が亡くなってから2年になるのを前に開かれた集会で、岸田総理大臣は政治改革を進めて信頼を回復するとともに、安倍氏が強く訴えた憲法改正などの課題で結果を出せるよう努力を続けていく考えを強調しました。

安倍元総理大臣が奈良市で参議院選挙の応援演説中に銃撃されて亡くなってから、8日で2年となるのを前に、親交のあった関係者が安倍氏の遺志を受け継ごうと東京都内で集会を開き、岸田総理大臣も出席しました。

この中で岸田総理大臣は「政治資金をめぐり国民の厳しい声が突きつけられている現実があるが、安倍氏の志や思いを一歩でも進めなければならない。何としても歯を食いしばって信頼を回復し、政治改革と党改革を進めなければならない」と述べました。

その上で「経済、外交、安全保障、憲法、皇位継承といった先送りできない、安倍元総理大臣が強く訴えた課題に結果を出すべく努力を続けなければならない。時には厳しい批判を浴びることもあるが、決してひるむことなく努力を続けなければならない」と強調しました。

また安倍氏の昭恵夫人は「主人がつくりたかった『誇りある日本』がどういうものかもう一度考えて頂ければと思う。皆さんに語り継いでもらうことが主人が生き続けるということだ」とあいさつしました。