駐日米大使 南相馬でサーフィン観戦 “福島の安全性に信頼”

東京電力が、福島第一原子力発電所にたまる処理水を薄めて海への放出を始めてから8月で1年です。国際的な風評のふっしょくにつなげようと、アメリカのエマニュエル駐日大使が6日、福島県南相馬市を訪れてサーフィン大会の観戦などを行いました。

アメリカのエマニュエル駐日大使は、処理水放出の直後から支持を表明していて、6日は、福島第一原発からおよそ30キロ北にある南相馬市の北泉海水浴場を訪れました。

海水浴場では、3日から7日まで「全日本級別サーフィン選手権大会」が開催されていて、大使は全国から集まった選手たちの競技の様子を観戦しました。

また、みずからウエットスーツに着替えて、サーフボードを使わずに体だけで波に乗るボディーサーフィンを楽しんだり、地元の子どもたちと交流したりしました。

さらに、隣の浪江町で水揚げされた、ヒラメの刺身やしらすのピザも味わい、「福島の食べ物は世界クラスにおいしい」と舌鼓を打っていました。

福島県への訪問は、処理水放出開始直後の去年8月に続いてで、エマニュエル大使は「とてもよい訪問だった。日本と福島の安全性には大きな信頼を抱いている。これからも福島の魚を食べ、福島の水で泳ぎ続けることで安全性を示していきたい」と話していました。