中国内陸部でオリンピック模した大会 卓球 バスケなど10の競技

パリオリンピックの開幕までおよそ3週間となる中、中国の内陸部で農村振興につなげようとオリンピックを模したスポーツ大会が開かれました。

この催しは、今月26日のパリオリンピックの開幕を前に、中国内陸部の貴州省榕江で5日から始まり、卓球やバスケットボールなど10の競技が7日まで行われます。

このうちサッカーの試合では、地元の村から集まった住民で作るチームが出場し、会場から大きな声援が送られていました。

これに先立って行われた開幕式では出場する選手や少数民族の衣装を着た人たちが参加し、聖火台に見立てたオブジェに火がともされると、観客たちもグラウンドに出て大会の雰囲気を一緒に楽しんでいました。

貴州省では、地元の住民でつくるサッカーリーグがひたむきなプレーで人気を集め、中国各地から多くの観客が訪れたことから、スポーツ大会を通じて農村振興につなげようと地域をあげて取り組んでいます。

観戦に訪れた男性は「とても活気があっていいです。多くの人が来ているので、飲食や観光などの面でよい影響があると思います」と話していました。