ダイハツ 3車種 約2万台リコール 不正問題調査で不具合発覚

ダイハツ工業は車体後部が追突された際にバッテリーの位置がずれるおそれがあり、衝突時の火災発生防止のための基準を満たしていないとして3車種、およそ2万台のリコールを国土交通省に届け出ました。自動車の大量生産に必要な型式指定に関する不正をめぐり、国が調査を進めるなかで発覚したということです。

リコールの対象になったのは、2020年9月から去年12月までに製造された、▽ダイハツの「Gran Max」 ▽トヨタブランドの「タウンエース」 ▽マツダブランドの「ボンゴ」の3車種で、いずれもトラックタイプの、およそ2万2000台です。

国土交通省によりますと、これらの車では車体後部が追突された際にバッテリーの位置がずれるおそれがあり、衝突時の火災発生防止のための国の基準を満たしていないということです。

基準への不適合は、型式指定をめぐるダイハツの不正について国土交通省が調査を行うなかで発覚し、6月、会社に対して速やかにリコールを届け出るよう指導していました。

これまでに不具合の報告はないということです。

ダイハツなどは準備が整い次第、全国の販売店で無料で部品の交換を行うということです。