自民有志議員ら“規正法検討事項の結論を”岸田首相に申し入れ

自民党の有志の議員らが岸田総理大臣に対し、政権や党に国民の厳しい目が注がれているとして、改正政治資金規正法で検討事項となった課題について早期に結論を出すことなどを申し入れました。

自民党の岩屋・元防衛大臣や中谷・元防衛大臣らは4日、総理大臣官邸で岸田総理大臣と面会し、党内の有志20人でまとめた申し入れの文書を手渡しました。

申し入れでは、政治とカネの問題だけでなく、政治の劣化によって岸田政権や党に対して国民の厳しい目が注がれているとして「日本政治の抜本改革」が必要だとしています。

その上で
▼先の国会で成立した改正政治資金規正法で検討事項となった課題について早期に結論を出すことや
▼選挙制度の改革に向けて党内に議論の場を設けることなどを求めています。

これに対し岸田総理大臣は「思いは同じで重く受け止める」と応じたということです。

面会の後、岩屋氏は記者団に対し「できるだけ早く党の政治刷新本部を開き、議員の声を吸い上げてもらいたい」と述べました。

また中谷氏は「『政策活動費』の10年後の領収書の公開などは国民の感覚からずれており、議論を続け、本気で取り組まなければ信頼回復はできない」と述べました。