海外投資家 6週ぶり日本株式買い越し 円安基調を背景に

先週、海外の投資家が日本の株式を買った額は売った額を1200億円余り上回り、6週ぶりに買い越しとなりました。

市場では、円安基調を背景に日本企業の業績の先行きへの期待が高まり、日本株の買い戻しの動きにつながっているという見方が出ています。

東京証券取引所ののまとめによりますと、先月24日から28日までに東京と名古屋の取引所で海外の投資家が株式を買った額は売った額を1239億円上回りました。

海外の投資家が日本の株式を買い越すのは6週ぶりです。

一方、個人投資家は4885億円の売り越しでした。

先週から今週にかけて、日経平均株価は2000円以上、上昇し、4日は終値で史上最高値を更新していて、海外投資家の活発な買い注文が株価をけん引しているとみられます。

市場関係者は「記録的な円安や、このところ公表されている日本の経済指標から、企業の業績の先行きへの期待感が高まり、海外投資家が日本株を買い戻す動きが出ている」と話しています。