円相場 値上がり “米長期金利低下でドル売り円買い戻す動き”

4日の東京外国為替市場、円相場は値上がりしました。

午後5時時点の円相場は、3日と比べて48銭円高ドル安の、1ドル=161円27~29銭でした。

一方、ユーロに対しては、3日と比べて4銭円安ユーロ高の、1ユーロ=174円8~12銭でした。

ユーロはドルに対して、1ユーロ=1.0794~95ドルでした。

市場関係者は「前日にアメリカで発表された経済指標から、アメリカの景気の減速が意識され、中央銀行にあたるFRBが早期の利下げに踏み切るのではないかとの観測が出て、アメリカの長期金利が低下した。このため日米の金利差が縮小するとの見方から、ドルを売って円を買い戻す動きにつながった。ただ、投資家の間では金融政策の先行きを見極めたいとして、日本時間のあす夜発表されるアメリカの雇用統計の内容に関心が集まっていて、積極的な取り引きを控える動きも見られる」と話しています。