自民総裁選 河野デジタル相“地方票の扱いなど 党で対応を”

ことし9月までに行われる自民党総裁選挙をめぐり、河野デジタル大臣は、党員や地方組織の間では地方票の扱いなどさまざまな議論があるとして、党で取りまとめて対応すべきだという認識を示しました。

自民党総裁選挙をめぐり、これまで2度挑戦している河野デジタル大臣は、先週の記者会見で「立候補の意欲は初当選時の28年前から申し上げている」と述べる一方、今は大臣として職務を全うすることが最優先だという考えを示しています。

こうした中、河野大臣は秋田県由利本荘市を訪れ、マイナンバーカードを活用した市民サービスを視察したあと、「まずはデジタル化の取り組みを全国の自治体に広げることをしっかりやっていきたい」と述べ、改めて職務を優先する考えを示しました。

また、記者団から「総裁選挙では党員票や地方票の比重を高め、地方の声を反映しやすくすべきという意見もあるが、どう考えるか」と問われ「総裁選挙の在り方は、党員も含め、県連などでもさまざまな議論があると思う。党でしっかり取りまとめてやってもらいたい」と述べました。