石川「あばれ祭」高校生の書道作品をデジタル販売し収益で支援

能登町の夏の伝統行事「あばれ祭」を前に、地元の高校生の書道作品をデジタルデータで販売し、収益を祭りの運営に役立ててもらう支援が行われています。

能登町の宇出津地区では、江戸時代から続く夏祭り「あばれ祭」が毎年、開かれていて、元日の能登半島地震でみこしを作る工務店などが被害を受けましたが、ことしも、5日と6日の2日間の日程で行われます。

この伝統の祭りを支援しようと、能登と羽田を結ぶ便を運航している全日空は、能登高校の書道部と協力して、生徒の作品のデータをインターネットで販売し、収益を祭りの運営に役立ててもらう取り組みを行っています。

作品には「希望」や「復興」など祭りへの思いがつづられていて、データがオリジナルであることを証明するNFTという技術が使われています。

値段は5000円で、作品は祭りのあとも、ことし11月30日まで販売され、収益は町の復興にもあてられるということです。

全日空は「能登高校書道部の皆さんの思いが少しでも多くの方に伝わり、地域に根ざす『あばれ祭』の継続の一助になれれば幸いです」と話しています。