大谷翔平 2試合連続のヒット 得点につなぐもチームは敗れる

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が3日、ダイヤモンドバックス戦で2試合連続となるヒットをマークし得点につなげたもののチームは大量失点を喫して敗れました。

大谷選手は、本拠地ロサンゼルスで行われたダイヤモンドバックス戦に1番・指名打者で先発出場しました。

ドジャースが1点を先制された直後の1回に大谷選手は第1打席でアウトコースのボールを打ってセンター前にはじき返し2試合連続ヒットをマークしました。

このあとノーアウト一塁二塁のチャンスになり3番・フリーマン選手がスリーランホームランを打ちました。

さらに4番のテオスカー・ヘルナンデス選手もホームランを打ってこの回、4点を奪って逆転しました。

2回の第2打席は、低めのカーブに空振り三振となりました。

その後、4対5で迎えた4回、2アウト一塁の場面で大谷選手が第3打席に立ち鋭い打球を飛ばしたもののライトライナーとなって得点は奪えませんでした。

7回の第4打席はセンターフライに打ち取られこの試合は4打数1安打でした。

打率は3割1分9厘に下がりましたがナショナルリーグのトップは維持しています。

ドジャースはピッチャー陣がふんばれずダイヤモンドバックスにヒット16本と打ち込まれて4対12で敗れました。

山本由伸「よくなってきている」

右肩の炎症のため治療を続けている山本由伸投手が3日、ダイヤモンドバックスとの試合前に報道陣の取材に応じました。

山本投手は前日に医師による診察を受けたことを明かし「まだ様子を見ながらだ。チーム側とは少し話したが、今後の予定についてはまだわからない」と復帰に向けた見通しは立っていないと話しました。

キャッチボールなどボールを使った練習もまだ再開していないということですが、「そんなに重症ではない。よくなってきていて、肩などのエクササイズみたいなものをいろいろとやっている」と現状を説明しました。

ゲスト解説者にドジャース ベッツ選手

この試合、地元局の中継ブースに左手を骨折して戦列を離れているドジャースのベッツ選手がゲスト解説者として登場しました。

私服姿でリラックスした様子のベッツ選手は、放送で大谷選手についてもたびたび言及し、大谷選手の打球の強さに関する話題では「驚かされたのは室内の打撃練習での打球速度だ。ティーバッティングでは160キロ、トスバッティングでは177キロ出ている」と明かしました。

また、離脱前まで大谷選手の前の1番を打っていたベッツ選手は、一塁に走者としている際に大谷選手の打球が当たりそうになったことがあるということで「自分を守るために、少し後ろに下がってリードをするようになった」と笑顔で話していました。

ベッツ選手は放送中は左手を固定する器具をつけていましたが、試合前にはボールを使わずにショートでの守備動作を確認する姿もあり、シーズン終盤が予想される復帰に向けてリハビリは着実に進んでいる様子でした。