宮城 松島 遊覧船が護岸に接触 乗客5人が転倒しけが

3日午前11時半ごろ、宮城県松島町の遊覧船乗り場で遊覧船が護岸に接触し、乗客5人が転倒して、けがをしました。5人はいずれも意識があり、歩くことができる状態だったということです。

事故を起こしたのは、塩釜市に本社がある丸文松島汽船が運航していた遊覧船「はやぶさ」です。

宮城海上保安部などによりますと、3日午前11時半ごろ、松島町の遊覧船乗り場で、塩釜市のマリンゲート塩釜に向けて出港しようとしていた遊覧船が、乗客の乗り降りする桟橋近くの護岸に接触しました。

この遊覧船には、乗客33人と乗組員2人が乗っていて、このうち乗客5人が衝撃で転倒し、塩釜市内の病院に搬送されたということです。

5人はいずれも意識があり、歩くことができる状態だったということです。

遊覧船を運航していた会社によりますと、出港の準備が整う前に、船と桟橋をつないでいたロープが外れて船が動いてしまい、護岸に接触したとみられるということです。

会社の担当者は「お客様にご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。今は原因を調査中なので、適切に対応していきたい」と話しています。

宮城海上保安部は、当時の状況や事故の原因を詳しく調べています。