東京 上野 金塊ねらった強盗傷害事件 指示役とみられる2人逮捕

ことし3月、東京 上野の繁華街で金塊や現金を持っていた男性らに催涙スプレーを吹きつけて現金およそ190万円を奪ったとして実行役2人が逮捕された事件で、警視庁は指示役とみられる容疑者ら2人を新たに逮捕しました。

逮捕されたのは、札幌市の会社役員、山田文彦容疑者(59)と東京 港区の会社役員、高良精吾容疑者(55)です。

この事件は、ことし3月、上野の繁華街でおよそ5キロの金塊や現金を持って歩いていた男性らが催涙スプレーをかけられたうえ、現金およそ190万円が入ったバッグを奪われたもので、これまでに実行役の2人が強盗傷害の疑いで逮捕・起訴されています。

その後の調べで、被害に遭った男性らが当日、金(きん)の取り引きを行うという情報を、取り引きの仲介役だった高良容疑者が山田容疑者に伝え、実行役に襲わせた疑いがあることがわかり、2人を強盗傷害の疑いで逮捕しました。

調べに対し、山田容疑者は黙秘し、高良容疑者は否認しているということです。