奈良 十津川村 国道で土砂崩れ 17世帯20人の小山手地区が孤立

奈良県十津川村で1日に土砂崩れが起きて国道が塞がれ、17世帯20人が住む地区が孤立しています。県は2日、天気が回復し次第、崩れた場所の状況などを確認することにしています。

奈良県によりますと、1日午後5時ごろ、十津川村西中の国道425号線で道路沿いの斜面が崩れているとバス会社から県の土木事務所に連絡がありました。

県が確認したところ、道路沿いの斜面が高さ12メートルほどの場所から崩れ、土砂がおよそ8メートルにわたって道路を塞いでいたということです。

県によりますと、この国道では南西に3キロほど離れた場所でも先月29日に土砂崩れが起きて通行止めになっていて、2か所の現場の間にある17世帯20人が住む小山手地区が孤立しているということです。

これまでのところ今回の土砂崩れによるけが人は確認されておらず、小山手地区の電気や水道などライフラインへの影響もないということで、県は2日、天気が回復し次第、崩れた場所の状況などを確認することにしています。

奈良地方気象台によりますと、現場に近い十津川村風屋では先月29日から1日午後5時までの間に110ミリの雨を観測していました。