大相撲名古屋場所 番付発表 大の里が所要7場所で初の関脇に

今月14日に始まる大相撲名古屋場所の番付が発表され、先場所、初優勝を果たした24歳の大の里が幕下付け出しの力士としては昭和以降、2番目に並んで早い所要7場所で初めて関脇に昇進しました。

大の里は新小結として臨んだ先場所、身長1メートル90センチを超える体格を生かして前に攻める相撲を持ち味に、12勝3敗の成績を収めて初優勝を果たしました。

初土俵から7場所目での初優勝は幕下付け出しとしては最も早い記録で、付け出しを除いても、新入幕として110年ぶりとなる優勝をことしの春場所で果たした尊富士の10場所目よりさらに早くなりました。

そして、今月14日に初日を迎える名古屋場所では関脇に昇進することになりました。

初土俵から所要7場所で新関脇となるのは昭和以降の幕下付け出しでは平成26年の九州場所で昇進した逸ノ城の所要5場所に次ぎ、元大関・武双山と並んで2番目に早い記録です。

一方、先場所、右足首のけがの影響で休場した尊富士は十両に陥落しました。

優勝から所要1場所で十両に陥落するのは史上初めてです。

また、先場所途中休場して、大関で2場所連続で負け越した霧島は東の関脇に陥落しました。

霧島は名古屋場所で10勝以上を挙げれば大関に復帰できます。

そして、先場所、前頭2枚目で9勝6敗の成績を残した24歳の平戸海が新三役となる小結に昇進しました。

また、先場所、前頭筆頭で11勝を挙げた大栄翔が2場所ぶりの三役となる小結に復帰しました。

このほか、5人が返り入幕を果たし、このうち、関脇経験のある若隆景が1年ぶりの幕内復帰を果たしました。

そして、33歳の遠藤は2場所ぶりに幕内に返り咲きました。

一方、新入幕はいませんでした。

大相撲名古屋場所は今月14日に愛知県体育館で初日を迎えます。