ドジャースは28日から相手の本拠地サンフランシスコでジャイアンツとの3連戦が始まり、大谷選手は1番・指名打者で先発出場しました。
ドジャースの球団新記録となる10試合連続で打点をマークし、ここ2試合では先頭打者ホームランを打つなど好調をキープしています。
ジャイアンツの先発はエース右腕のウェブ投手で、1回プレーボール直後の最初の打席は、自信を持って見逃したアウトコース高めのボールをストライクの判定とされて三振となりました。
大谷選手は納得のいかない様子で厳しい表情を浮かべながら、ベンチに戻りました。
3回の第2打席は二遊間へのゴロとなり、一塁は際どいタイミングとなったものの相手ショートにさばかれてアウトになりました。
5回はドジャースが1点を先制しなおも1アウト三塁とチャンスが続く場面で大谷選手に第3打席が回りましたが、ここは申告敬遠で勝負を避けられました。
このあとドジャースが逆転され、2対3で迎えた8回は大谷選手が先頭バッターで第4打席に立ち、ファーストゴロの当たりとなりましたが、持ち味の俊足と相手の守備の乱れも絡んで内野安打で出塁しました。
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大谷翔平 1安打も連続試合打点「10」で止まる
大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が28日、ジャイアンツ戦で内野安打1本を打って3試合連続ヒットをマークしました。一方で、打点はあげられず、球団新記録となっていた連続試合打点は「10」で止まりました。
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大谷選手は、3打数1安打フォアボールが1つで連続試合ヒットを「3」に伸ばし、打率は3割2分2厘となりました。
また、今月16日から続いていた連続試合打点は「10」で止まりました。
ドジャースは9回、3対3の同点に追いつきましたがそのウラ、ジャイアンツにサヨナラとなるツーランホームランを打たれて3対5で敗れ、連勝は「4」で止まりました。
ロハスの“無敗記録”止まる
ドジャースは今シーズン、内野手のロハス選手がヒットを打つと24勝0敗と負けなしで、アメリカのメディアは、シーズン開幕から特定の選手がヒットを打った場合の連勝記録として大リーグ史上最長だと伝えていました。
特に今月18日のロッキーズ戦では5点のリードを許して敗色濃厚だった9回、ノーアウト一塁でそれまでノーヒットだったロハス選手がヒットを打ってチャンスを広げ、そこから打線が7点を取って逆転し勝利したため、「ロハスマジック」とも呼ばれ象徴的な試合として取り上げられました。
この日の試合でもロハス選手がヒットで塁に出て先制のホームを踏み、1点を追う9回も同点に追いつくなどドジャースは粘りを見せましたが、最後はサヨナラ負けを喫し、連勝記録は「24」で止まりました。
試合後、ロハス選手は“無敗”記録が止まったことを聞かれると「そのことはSNSなどで目にしていて、別の緊張と戦っているようだった。今夜はうまく行かなかったが、またあすから頑張るだけだ」と冷静に話していました。