北朝鮮 重要会議 中央委員会総会を招集 キム総書記出席で討議

北朝鮮は、キム・ジョンウン(金正恩)総書記の出席のもと、朝鮮労働党の重要会議、中央委員会総会が28日招集され、討議に入ったと発表しました。有事の際の軍事的な支援などを明記した新たな条約を締結したばかりのロシアとの関係や、軍事偵察衛星の5回目の打ち上げなどについて、キム総書記がどう言及するのかが注目されています。

29日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、党の重要会議である中央委員会総会が28日招集されたと伝えました。

党中央委員会総会の開催は去年12月以来、半年ぶりで、ことし上半期の事業を総括するため、キム・ジョンウン総書記の出席のもと、5つの議題について討議に入ったということです。

会議では「われわれ式の社会主義の全面的な発展局面を引き続き上昇させていく上で提起される 一連の重要問題を話し合って決定することになる」としています。

会議は29日も続く見通しで、今月19日に首都ピョンヤンで首脳会談を開き、有事の際の軍事的な支援などを明記した新たな条約を締結したばかりのロシアとの関係のほか、軍事偵察衛星の5回目の打ち上げや、対立を深める米韓両国について、キム総書記が演説の中でどう言及するのかが注目されています。