国交省 マツダとヤマハ発動機 出荷停止指示 3車種解除

自動車などの大量生産に必要な型式指定の取得に関して自動車メーカーなどが不正を行っていた問題で、国土交通省は出荷停止の指示を出していたマツダとヤマハ発動機の3車種について、指示を解除しました。一方、不正に関する社内調査が終わっていないトヨタ自動車に対しては指示を継続しています。

自動車などの型式指定をめぐっては、6月に、トヨタ自動車、マツダ、ヤマハ発動機、ホンダ、スズキの5社で、車の性能試験での不正が明らかになりました。

国土交通省が、不正が確認された車種について国の基準に適合しているか確認を進めたところ、社内調査が終わっていないトヨタを除く4社、31車種すべてで、基準に適合していることが確認されたということです。

また、国土交通省は、現在生産する車種で不正が確認された、トヨタ、マツダ、ヤマハ発動機の合わせて6車種の出荷停止を指示していましたが、基準への適合が確認されたマツダの2車種と、ヤマハ発動機の1車種について、6月28日に指示を解除しました。

指示が解除されたのは、
▽マツダの「ロードスターRF」と「MAZDA2」
▽ヤマハ発動機のバイク「YZFーR1」です。

一方、トヨタ自動車の3車種については、不正に関する社内調査が終わっていないとして、出荷停止の指示を継続しています。