日本の自動車メーカー 中国での販売 5月は5社すべて前年下回る

日本の主な自動車メーカーの5月の中国での販売台数は、現地で販売する5社すべてで前の年の同じ月を下回りました。EV=電気自動車が普及する中国では日本メーカーの間で戦略を見直す動きが相次いでいます。

日本の主な自動車メーカー各社が発表した先月の中国での販売台数は
▽トヨタ自動車が14万377台と前の年の同じ月から13.6%
▽ホンダが6万6202台で34.6%それぞれ減少しました。

また、
▽日産自動車が2.8%
▽マツダが20%
▽SUBARUが76.4%
それぞれ減少し、中国で販売を行う5社すべてで前の年を下回りました。

EVの普及が急速に進む中国では、現地メーカーが値下げ競争を行うなどして日本メーカーの苦戦が続き、生産の撤退や縮小も含めて戦略を見直す動きが相次いでいます。

一方、各社の世界販売台数は、ホンダ、日産、マツダ、ダイハツ工業の4社で前の年の同じ月を下回りました。

トヨタ、スズキ、SUBARU、三菱自動車工業の4社は、アメリカやヨーロッパなどほかの地域で販売が増加したため、前の年を上回っています。