東京 港区 工事現場から大量の水で一時 道路冠水 水道管破裂か

27日昼前、東京 港区の工事現場から大量の水があふれ、辺りの道路が一時、冠水しました。警視庁が周辺で交通規制を行うとともに、工事の際に水道管が破裂したとみて、詳しい原因を調べています。

27日午前11時すぎ、港区白金の工事現場で「水道管が割れ、水がひざ丈まであふれている」などと住民から通報がありました。

警視庁などによりますと、現場では道路に埋められているガス管の工事が行われていて、作業中に大量の水があふれ出し、辺りの道路が一時、水をかぶった状態になったということです。

周辺では、警察官が交通規制を行っていて、これまでのところ、けが人はいないということです。

警視庁は、工事の際に誤って水道管を破裂させたとみて、詳しい原因を調べています。

現場は、東京メトロ南北線 白金高輪駅近くのマンションや店舗などが集まる場所です。

人の背丈を超えるほどの勢いで噴き出す様子

午前11時10分ごろに撮影された映像には、工事現場から水が人の背丈を超えるほどの高さで勢いよく噴き出す様子が記録されていました。

作業員とみられる男性が大きな木の板で噴き出す水を抑えようとしているような様子も見られました。

様子を撮影した男性「交通量が多いところなので心配」

午前11時半ごろに東京 港区白金で撮影された映像には、工事現場の付近から水があふれ、道路が水につかっている様子が確認できます。

警察官が交通整理を行っていますが、冠水した道路に、多くの車が列を作っています。

水は、歩道にまであふれ出していて、歩行者が足元に注意しながら歩く様子も見られます。

撮影した50代の男性は「この辺りでは、地面を掘り起こす工事が行われていましたが、水があふれていて驚きました。大きな混乱はなさそうですが、交通量が多いところなので心配です」と話していました。

工事中の道路から噴き出した水が流れ出る様子も

NHKが正午前に撮影した映像では、工事中の道路から水が噴き出して周囲にあふれている様子がわかります。

茶色く濁った水が周辺の道路に流れ出ていて、警察官が交通整理にあたっています。