茨城 障害者福祉施設の送迎車と軽乗用車が衝突 1人死亡3人けが

27日朝、茨城県笠間市の県道で、障害者福祉施設の送迎用のワゴン車と軽乗用車が衝突し、双方の車に乗っていた9人が病院に搬送され、このうち、軽乗用車を運転していた男性1人が死亡しました。

警察によりますと、27日午前8時半前、笠間市泉の県道で障害者福祉施設の送迎用のワゴン車と軽乗用車が衝突しました。

この事故で双方の車に乗っていた9人が病院に搬送され、このうち軽乗用車を運転していた桜川市のパート従業員、高松浩さん(57)が死亡しました。

警察によりますと、ワゴン車には10代から60代の運転手を含む職員2人と利用者6人の合わせて8人が乗っていて、このうち助手席に乗っていた職員1人が胸の骨を折る大けがをし、利用者2人も軽いけがをしたということです。

施設によりますと、ワゴン車は利用者を施設に送る途中だったということです。

警察は、現場の状況から、軽乗用車がセンターラインを越えてワゴン車に正面衝突したとみて当時の状況を詳しく調べています。

施設の職員「事故起こった道路は送迎ルート」

障害者福祉施設の職員は「送迎のワゴン車に乗っていた8人は全員、病院に運ばれたそうですが、いずれも話せる状態だと聞いています。事故が起こった道路は送迎の際のルートです。安全運転に努めていたと思うので残念です」と話していました。

現場近くに住む男性「ぐしゃんと鈍い音」

現場の近くに住む70代の男性は「朝、家にいたら、ぐしゃんと鈍い音が聞こえました。そのあとサイレンの音がして事故があったと気付きました。現場では救急隊などが担架を並べていて治療にあたっているのが見えました」と話していました。