三井物産 中東でアンモニアのプロジェクト参加 2027年生産へ

燃やしても二酸化炭素が出ないことから、次世代のエネルギーとして期待されているアンモニアをめぐり、大手商社の三井物産は、中東のUAE=アラブ首長国連邦でプロジェクトに参加する形で2027年から生産を始め、日本にも輸出する計画です。

三井物産は、アブダビ国営石油会社が主導するUAEでのプロジェクトに出資する形で、アンモニアの製造事業に参加しています。

関係者によりますとこのプロジェクトでは2027年から年間100万トンのアンモニアを生産するということで、三井物産は
▽出資額の一部について国際協力銀行と三井住友銀行から融資を受け
▽生産されたアンモニアの一部を船の燃料や発電向けなどでアジアを中心に供給し、日本にも輸出する計画です。

三井物産はアメリカでも100万トン規模のアンモニアの生産を計画するなど、安定供給に向けた態勢作りを進めています。