京都 城陽 特産の梅「城州白」を使った梅酒の仕込み始まる

京都府城陽市で、特産の梅を使った梅酒の仕込みが始まっています。

城陽市がある京都府南部の山城地域で唯一の造り酒屋では、30年ほど前から市内で育てられた特産の梅、「城州白(じょうしゅうはく)」を使った梅酒を造っています。

ことしは先週から、仕込み作業が始まっていて、24日は、アルコールが浸透しやすいよう梅の実の表面を水洗いし、うぶ毛を落としたあと、大きさごとに選別しました。

このあと、ネットに入れた梅の実をクレーンでつるし、アルコールが入ったタンクの中に漬け込んでいました。

およそ10か月後に梅の実を取り出し、梅酒は別のタンクに移して、さらに2年間熟成させ仕上げるということです。

会社によりますと、ことしの梅の収穫量は例年の7割ほどですが、実は大きく、香り豊かな梅酒が期待できるということです。

「城陽酒造」の島本稔大社長は、「梅酒を飲んで暑い夏を乗り切っていただきたいです」と話していました。

梅酒の仕込み作業は今月いっぱい続きます。