自民 閉会中審査提案 憲法改正の条文案作成念頭 立民 対応検討

通常国会が閉会しましたが、自民党は、憲法改正に向けて緊急事態の対応をめぐる条文案の作成に入ることも念頭に、閉会中審査を行うことを提案しています。これに対し、条文案の作成に慎重な姿勢を示している立憲民主党は、閉会中審査に応じるかどうか、党内で検討する方針です。

通常国会で自民党は、衆議院憲法審査会で、大規模災害など緊急事態の対応をめぐる憲法改正の条文案の作成に入りたいと繰り返し提案し、日本維新の会や公明党、国民民主党も同様の主張をしました。

岸田総理大臣は先週の党首討論でも、立憲民主党の泉代表に対し、具体的な条文案の作成について議論を始めるよう協力を呼びかけたほか、会期末を前に開いた記者会見では、改正の機会を国民に提起するのは政治の責任だと強調しました。

国会は23日に閉会しましたが、自民党は、条文案の作成に入ることも念頭に、25日に憲法審査会の幹事懇談会を開き、6月27日か7月4日に、審査会の閉会中審査を行うことを提案しています。

これに対し立憲民主党は、泉代表が党首討論で「われわれはずっと審議に応じているし、真摯(しんし)に議論している。論点があるのに、それをすっ飛ばして何をするというのか」と述べるなど、条文案の作成に入ることについては、時期尚早だとして慎重な姿勢を示しています。

このため、閉会中審査について応じるのは難しいという意見が出ている一方で、自民党だけでなく、日本維新の会なども開催を求めていることから、党内で対応を検討する方針です。

国民 玉木代表「立民は憲法審査会の開催を妨害している」

国民民主党の玉木代表は記者会見で「立憲民主党は反論するが、憲法審査会の開催を妨害している。立憲民主党の参議院幹部が衆議院憲法審査会で憲法改正の条文案の作成を進める場合『法案審議に応じられない』と言ったことは事実だ。国会は議論する場であり、議論すること自体がダメだというのはやめた方がいい。国民の理解は全く得られず、立憲民主党にとっても支持拡大にマイナスだ」と述べました。