自民 石破元幹事長 秋田で講演 総裁選への対応について述べる

自民党の石破元幹事長は、ことし秋までに行われる党の総裁選への対応をめぐり、「きたるべき時に、この国をどうするのか、きちんと話ができるようにしておかなければ『総裁選挙に出る』というのは国民に対して失礼だ」と述べました。

自民党の石破元幹事長は秋田市で講演し、岸田総理大臣の政権運営に対し党内の一部から批判的な意見が出ていることを念頭に、「岸田総理を見ていると、すごい激務だ。悪口を言うのは簡単かもしれないが、党が、いかに総理大臣の負担を減らすかも一生懸命考えなければならない」と指摘しました。

そして、質疑で出席者から、ことし秋までに行われる党の総裁選への対応を問われ、「東京都知事選や都議会議員補欠選挙は、わが党も命運をかける選挙であり、そういう時に『俺が、俺が』とか『お前は辞めろ』とか言うのはよいことだとは思わない」と述べました。

そのうえで、「きたるべき時に、この国をどうするのか、きちんと話ができ、どの方面から質問されても答えられるようにしておかなければ『総裁選挙に出る』というのは、国民に対して失礼なことになる」と述べました。