先月24日に2勝目をあげて以来、およそ1か月勝ちのない前田投手はタイガースの本拠地デトロイトで行われたホワイトソックスとの試合に前回の登板から中5日で先発しました。
カウントを追い込んでからの変化球を効果的に使い、今シーズンの初登板で2打席連続ホームランを打たれた3番のロバートJr.選手を1回、ショートゴロに抑えるなど3回まで無失点と好投しました。
しかし4回、先頭バッターで迎えたロバートJr.選手との2回目の対戦では低めのストレートをとらえられ、ライトフェンスに当たるツーベースヒットを打たれました。
さらに盗塁でノーアウト三塁とされたあと、落ち着いた投球で4番シーツ選手を見逃し三振、続くバッターもピッチャーゴロに打ち取り、みずからの好守備で三塁ランナーをかえさず、2アウトまでこぎ着けました。
しかし、6番のデヤング選手に低めの変化球をうまく打たれてセンター前へのタイムリーヒットで先制点を与え、さらに連続ヒットで追加点を奪われました。
続く5回、前田投手は2アウト一塁三塁とされたところでマウンドを降り、2人目のピッチャーがタイムリーヒットを打たれて、さらに1点を失いました。
この試合、4回と3分の2イニングを投げてヒット8本を打たれて3失点、三振5つを奪い、フォアボールはなく、防御率は6.0となりました。
タイガースは同じアメリカンリーグ中部地区で最下位に沈むホワイトソックスに1対5で敗れ、前田投手は負け投手となって、今シーズン4敗目を喫しました。
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大リーグ 前田健太が4敗目 鈴木誠也は2安打1打点 勝利に貢献
大リーグ、タイガースの前田健太投手は22日、ホワイトソックス戦に先発し、5回途中まで投げて3失点で負け投手となり、今シーズン4敗目を喫しました。
前田「継続しつつ結果につなげていくしかない」
前田投手は「立ち上がりはよかったが、粘りたかった」としたうえで、4回に弱い当たりだったもののセカンドとショートの間を抜かれて先制のタイムリーヒットとされた場面を振り返り「完璧にバッターをアウトに取るために投げたボールがいいところに飛んでしまった。2アウトまでいけたのでしっかり打ち取れていたらまた流れも変わっていた」と話していました。
そのうえで、「きょうは今までの悪い打たれ方とは違った点の取られ方だった。すべての球種を改善することができているし、状態はよくなってきているがなかなか結果につながらなかった。継続しつつ、我慢してなんとか結果につなげていくしかない」と次回登板へ前を向いていました。
パドレス 松井裕樹が8試合連続無失点
大リーグ、パドレスの松井裕樹投手は22日、ブルワーズ戦でリードした7回に登板し、大リーグで自己最長となる8試合連続無失点の好リリーフで勝利に貢献しました。
松井投手は本拠地のサンディエゴで行われたブルワーズ戦で4対0とリードした7回、3人目でマウンドに上がりました。
7番からの打順で最初のバッターを落ちる変化球でファーストゴロに抑えましたが、続く8番には真ん中に入ったボールを打たれ、レフト前ヒットでランナーを出しました。
それでも9番バッターは高めのストレートでファーストのファウルフライ、続く1番バッターからは外角低めのストレートで空振り三振を奪い、得点を与えませんでした。
松井投手はこの回を投げ終えてマウンドを降り、ヒット1本を打たれたものの安定したピッチングで1イニングを無失点に抑え起用に応えました。
松井投手は大リーグで自己最長となる登板した8試合連続無失点で防御率は3.82になりました。
その後リードを広げたパドレスは9回に満塁ホームランを打たれて追い上げられましたが、最後は抑えのスアレス投手を投入して6対4で逃げきり4連勝で勝ち越しが1となりました。
カブス 鈴木誠也は2安打1打点
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2番・ライトでの出場が続いた鈴木選手は、カブスの本拠地シカゴで行われたメッツ戦で3試合ぶりに4番に入り、指名打者で先発出場しました。
1回の最初の打席は1アウト一塁二塁で甘く入ったカットボールをとらえてレフト前にはじき返し、タイムリーで先制点をたたき出しました。
一塁三塁となった続くバッターの初球に二塁に走って今シーズン7個目の盗塁を決めてチャンスを広げ、その後、チームは打線がつながって1回に5点を奪いました。
2回の第2打席はハーフスイングが空振りと判定され三振となりましたが、4回の第3打席は三塁線を破るツーベースヒットを打ち、4試合ぶりの複数安打をマークしました。
6回の第4打席は見逃し三振でした。
鈴木選手はこの試合4打数2安打1打点の活躍で打率は2割6分9厘に上がり、試合はカブスが8対1で勝ちました。
レッドソックス 吉田正尚はノーヒット
レッドソックスの吉田正尚選手は22日、レッズ戦で2試合連続のノーヒットに終わりました。
吉田選手は相手の本拠地、シンシナティで行われたレッズ戦に6番・指名打者で先発出場しました。
2回の最初の打席は2アウトランナーなしからセカンドゴロ、このあとはいずれも先頭バッターで打席が回り、5回はショートフライ、7回と9回はともにストレートを打ってライトフライでした。
吉田選手は4打数ノーヒットで2試合連続のノーヒットに終わり、左手親指の痛みによるけが人リストから復帰した時点で2割7分台だった打率は2割2分8厘にまで下がりました。
試合はレッドソックスが3点差を逆転して4対3で勝ち、勝ち越しを5としました。