ボッチャ 日本代表団体の強化合宿 “メダル獲得へ連携深める”

パラスポーツの球技、ボッチャの日本代表団体メンバーの強化合宿が福島県で行われ、杉村英孝選手はパリパラリンピックについて「目標のメダル獲得に向けて残り2か月、連携を深めていきたい」と意気込みを話しました。

ボッチャの日本代表の団体は、前回の東京パラリンピックまで2大会連続でメダルを獲得していて、パリ大会のメンバーには、いずれも脳性まひなどのクラスで東京大会の個人で金メダルを獲得した杉村選手と、団体で銅メダルを獲得した廣※瀬隆喜選手、それに初出場となる遠藤裕美の3人が内定しています。

3人は、6月17日から1週間の日程で福島県白河市で強化合宿を行っていて、22日は練習が報道陣に公開されました。

海外の強豪を想定し、健常者も出場できる全国大会でことし優勝したチームとの練習試合が行われ、3人は白い的球に近づけるために、どう投げるか綿密にコミュニケーションを取りながら試合を進めていきました。

試合は2対10で敗れましたが、杉村選手のアドバイスを受けた廣※瀬選手が正確なショットを決めるなど、3大会連続のメダル獲得に向けて手応えを感じている様子でした。

杉村選手は「試合を想定した緊張感のあるゲームができてよかった。目標のメダル獲得に向けて残り2か月、連携を深めていきたい。また、個人では連覇がかかるが、東京大会の自分を超えるという目標でパリ大会に臨みたい」と意気込みを話しました。

パリパラリンピックは8月28日に開幕し、ボッチャは翌日の29日から競技が始まります。

※「瀬」のつくりは「刀」+「貝」。