富山 地震で液状化被害の地区 雨に備え排水ポンプなど設置

能登半島地震の液状化被害で、雨水の排水がしにくくなっている富山県高岡市伏木地区で、22日夜からの雨による冠水被害を防ごうと、土のうを積んだり排水ポンプを設置したりする作業が行われました。

高岡市伏木地区では能登半島地震の液状化被害で地盤沈下が起こり、一部の排水路も沈んで川に雨水を排水しにくい状態になっています。

22日夜からの雨に備え、道路などの冠水被害を防ごうと、伏木地区の雨水の排水路では、市から委託を受けた業者が土のうを積みました。

また、地区に降った雨水をスムーズに川に流すため、2つの排水ポンプを設置する作業にあたっていました。

排水ポンプは排水路の水量が増えたときに稼働させることにしています。

高岡市上下水道局の寺井義則次長は「液状化で水路が下がったり勾配が変わったりして排水機能が落ちている。ポンプの設置で少しでも排水の能力を上げたい」と話していました。