手足口病 東京都 患者数が基準上回り警報発表 感染対策を

東京都は、主に幼い子どもが感染し、手足や口に発疹ができる「手足口病」の患者数が、基準を上回ったとして、警報を発表しました。都が警報を出すのは2年前の2022年以来で、こまめな手洗いなどの感染対策を呼びかけることにしています。

手足口病は、主に幼い子どもが感染し、手足や口の中などに発疹ができるウイルス性の感染症で、例年、夏に患者数が多くなり、まれに脳炎などの重い症状を引き起こすことがあります。

今月16日までの1週間の都内の患者数が複数の保健所管内で基準を超えるなどしたことから、都は、手足口病の流行が起きているとして、20日、警報を発表しました。都が警報を出すのは2年前の2022年以来となります。

手足口病は飛まつや接触などで感染することから、都は、せきやくしゃみをするときはティッシュなどで覆うほか、こまめに手を洗うなど、対策を徹底するよう呼びかけることにしています。