プーチン大統領 北朝鮮での日程終了 次の訪問国ベトナムに到着

ロシアの国営メディアは北朝鮮を公式訪問したプーチン大統領が、次の訪問国のベトナムに到着したと日本時間の午前4時前に伝えました。

北朝鮮を訪問していたロシアのプーチン大統領は、首脳会談などの一連の日程を終え、次の訪問先のベトナムに向かいました。

首都ピョンヤンの空港では、両国の国旗や花束を手にした多くの市民たちが見送る中、キム・ジョンウン総書記も訪れ、プーチン大統領と笑顔でことばを交わし、抱き合ったり握手したりしていました。

プーチン大統領は専用機に乗り込んだあとも、機内の窓から手を振り、キム総書記も閣僚などとともに一列に並び、専用機が離陸するまで見送っていました。

ロシアの国営メディアは日本時間の午前4時前、プーチン大統領がベトナムに到着したとに伝えました。

ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領は20日、首都ハノイでベトナムの最高指導者、グエン・フー・チョン共産党書記長らと会談し、貿易や経済について協議するとともに、地域や国際的な課題についても意見を交わす見通しだということです。

ウクライナ情勢を巡って欧米諸国と激しく対立するロシアとしては、旧ソビエト時代から伝統的に友好関係にあるベトナムとの関係強化を図るねらいです。