ホンダは国の型式指定の申請に伴う認証試験の際に、規定の範囲を超えた重量の車両で騒音試験を行っていたなどの不正が過去に生産した22車種で明らかになっています。
会社によりますと、19日開かれた株主総会で三部敏宏社長は陳謝したうえで、株主からの質問に答える形で再発防止策を説明しました。
このなかでは
▽型式指定の申請業務に特化した内部監査の新設や
▽認証試験の業務のプロセスのデジタル化
それに
▽担当者ごとに法規の解釈が異ならないよう業務を標準化することなどを挙げました。
三部社長は「足を止めることなく日々改善を行い、お客様の信頼回復と未然防止に向け全力で努めます」と述べたということです。
今回の一連の問題では、トヨタ自動車とマツダ、ヤマハ発動機とスズキでも不正を行っていたことが明らかになり、再発防止の徹底が求められています。
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ホンダ 三部社長 株主総会で監査体制強化などの再発防止策説明
国の認証試験の不正を受けて、ホンダの三部敏宏社長は19日開かれた株主総会で陳謝したうえで、監査体制の強化などの再発防止策を説明しました。