大谷翔平 オールスターファン投票のDH部門トップに 中間発表で

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が、7月に行われるオールスターゲームのファン投票の中間結果で100万票あまりを集めてナショナルリーグの指名打者部門でトップに立ちました。

大リーグのオールスターゲームは日本時間の7月17日にテキサス州アーリントンにあるレンジャーズの本拠地で行われます。

17日は出場する野手を選ぶファン投票の1次投票の中間結果が発表され、大谷選手はナショナルリーグの指名打者部門で100万2377票を集めてトップに立ちました。

2位のブレーブスのオズーナ選手とは52万票以上の差があり、このまま1次投票で指名打者部門の2位以内をキープすると最終投票に進みます。

ナショナルリーグ全体ではフィリーズのハーパー選手が111万562票を集めてトップに立っていて、1次投票で全体トップの選手は最終投票を待たずにオールスターゲームの先発出場が決まります。

アメリカンリーグはヤンキースのジャッジ選手が136万6315票を集めてトップに立っています。

最終投票は来月に

このほか、カブスの鈴木誠也選手はナショナルリーグの外野手部門で12位の17万8872票、レッドソックスの吉田正尚選手はアメリカンリーグの指名打者部門で9位の9万1610票となっています。

1次投票は日本時間の28日午前1時まで行われ、その後、各ポジションの上位2人、外野手は最大で上位6人が日本時間の7月1日から4日まで行われる最終投票に進みます。

その結果を受けて各ポジションの1位、外野手は上位2人もしくは3人がオールスターゲームに先発出場します。

ピッチャーは選手間投票などで選ばれ、控えの野手とともに日本時間の7月8日にすべての選手が出そろいます。

大谷選手 17日からの初戦は1番・指名打者

大谷選手の18号ホームラン(16日)

一方、ドジャースは17日からコロラド州デンバーのロッキーズの本拠地で4連戦を戦います。

その初戦の先発メンバーが発表され、大谷選手は1番・指名打者で出場することになりました。

大谷選手が1番に入るのは先月18日以来、今シーズン2回目です。

ドジャースは前日の試合でこれまで1番に入っていたベッツ選手が、デットボールを受けて左手を骨折したことから打順の組み替えが必要となっていました。

2番には今シーズンここまで打率2割8分4厘、ホームラン10本を打っているキャッチャーのウィル・スミス選手が入り3番はこれまでどおりフリーマン選手が入ります。

当面は大谷選手が1番に入ると予想されることから、標高およそ1600メートルと高地にあるためボールが飛びやすいと言われているロッキーズの本拠地「クアーズ・フィールド」で行われるこの4連戦で自身7本目となる先頭打者ホームランが出るか注目されます。

大谷 試合前に距離伸ばしてキャッチボール

ピッチャーとしてのリハビリを続けている大谷選手はロッキーズとの試合前に2日ぶりにキャッチボールを行いました。

30度を超える暑さのなか、大谷選手は球団スタッフを相手に体重移動や腕の動きを入念に確認しながら投げている様子でした。

球数は今月に入って最も少ない60球程度でしたが、終盤には距離を24メートルほどまで取って投げていました。

トレーナーによりますと最も長い距離だったということです。

ロバーツ監督「山本2週間後に再診察」

ロバーツ監督は試合前の取材で右肩の炎症で離脱した山本投手について「2週間後にもう一度状態を見る。その上で腕の運動を始めて、反応を見ることになると思う」と再度、医師の診察を受けた上でリハビリを開始する考えを示しました。

その上で、「数週間はノースローで調整する方針は変わらない」と話しました。

また、デットボールを受けて左手を骨折したベッツ選手については「数週間は手を動かさないようにして、体の状態を落とさないためにできることをするだろう。復帰までは6から8週間ほどだと思う」と見通しを話しました。